【カメラ初心者】最新カメラはもういらない。機材欲を消す二つの方法

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日進月歩で、新しい製品が様々な会社から発表される中、指をくわえて眺めていることしかできない、写真をこよなく愛す筆者がお送りします。

 

本記事は、機材に悩んでいるアマチュアフォトグラファー向けに書かれた記事です。もし、あなたがプロカメラマンである場合は、読む必要はありません。

 

わたくし、写真が大好きで365日休まず写真のことを考えているのですが、世の中すべての写真好きを悩ます、大きな問題に僕も直面していました。それは、貯金の200億倍の速さで新しいカメラとレンズが発売されていくことです。

 

この問題に、頭を悩ませている人も多いと思います。あれを買いたいけど予算が、、、、。

しかし、僕はある秘策を用いることで、この悪魔の連鎖から一時的に抜け出すことができました。

ただし、この方法は、カメラを買うという事に喜びを感じる方ではなく、シャッターを押して写真を撮ることが好きという方向けの秘策になります。

 

結論から申し上げますと、秘策は二つあります。一つ目は、最新機種が欲しくなるという欲求を最小化することで、二つ目は、そもそも機材が欲しいという欲求を最小化することです。

ん???と思われた方、安心してください。では、具体的にどうすればいいのかを説明しようと思います。

 

まず一つ目の、最新機種が欲しいという欲求を消す具体的な方法を描きたいと思います。

 

まず初めに、なぜ最新機種が欲しくなるか考えました。

カメラの場合、最新機種を買うことで、最新の機能と最新の画質で、「より良い写真を撮れるのではないか?」という思いが脳裏をかすめるからだと思います。

 

難しいところは、実際に新しい機材を買って、劇的に写真が変化することもあれば、全く変化しない時もあるというところです。

 

個人的な経験から言うと、基本的にカメラを変えた場合はあまり変化がなく、レンズを新調した場合は変化がある場合が多いと思います。

 

具体的な方法としては、機種変更の時に、最新機種と同じ予算で、ひと昔前の「名機」といいレンズを買う事です。名機でなくプロ機種でもいいと思います。

 

たとえば、2020年9月現在であれば、最新機種のeos r5,r6を買うのではなく、あえて、いまだ現役で使っているプロもいる eos 5d mark3 と大三元のレンズを買ってみる。といった感じです。そうすると、そもそも使っている機種がひと昔前とはいえプロ機材なので、「最新機材を買えばもっといい写真を撮れるかも」という思考が沸いてこなくなります。

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次に、二つ目の、機材を欲しいという欲求を最小化する方法について書こうと思います。

 

結論から言うと、機材にお金をかけるのではなく、上達にお金をかけるという事です。

 

例えば、一本5万円のレンズを買うのではなく、尊敬する写真家の写真集を数冊買ってみたり、写真のノウハウが書かれた本を買ってみます。もしくは、撮影会などに参加してみてもいいと思います。

 

つまり、写真の上達の糸口を機材以外の場所から探すという事です。これは、非常に効果的な方法であるといえます。なぜなら、実際、機材よりも構図や光の読み方などの方がはるかに重要だからです。

 

デジタル機材が発達し始めたのは、ここ数年で、フィルムを基本とした写真文化の歴史はデジタル機材の歴史を圧倒します。

 

数十年前までの写真界の巨匠は、そもそも、手振れ補正も露出補正もないカメラで撮って編集もせずに名作を作り上げていたと考えると、現在のデジタルカメラはどれをとっても、名作を作り上げるに十分であるといえます。

 

個人的な話もしますと、僕が機材に対する欲求を大きく失ったのは、構図に関する本を数冊読んだからでした。機材を変えること以上に、構図を少し変えるだけで駄作が秀作に代わることの魅力が大きく、すぐに写真の奥深さに引き込まれました。そして、いい構図の写真を撮るという目的ができたため、カメラは道具にすぎなくなりました。

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最後に、「構図の勉強が大事だと分かったけど、何から始めていいかわからない」という方のために、僕がおすすめする数冊の本をご紹介しようと思います。

 

一冊目は、相原正明さんという写真家の方が書かれた「光と影の処方箋」という本です。

この本のすごいところは、80枚以上の作品のすべてに、どこで、いつ、どういう状況下で、どういうカメラセッティングで、どいう意図があって写真を撮ったかという事が詳細に書かれており、すぐに使える技術が多いことです。今まで読んだ本の中で一番自分の技術に落とし込みやすい本だと思いました。

 

二冊目は、「一億人のデジカメ構図添削講座」という本です。

この本は、まさに僕が読んで構図の面白さに気付かされた本です。この本のいいところは、すべてにありがちな失敗例が載っていて、自分の写真のどこがいけないのかわかりやすいことです。

 

まとめ

・最新機種よりも、プロ機種

・機材よりも、上達にコミットする